もくじ
老後に必要なのは「いくら」だと思っている?
老後資金○千万円問題。
この言葉に、不安を煽られたことがある人は多いはずです。
「そんな大金、無理だ」
「もう手遅れかもしれない」
数字だけが一人歩きして、「老後=お金が足りなくなったら終わり」というイメージが刷り込まれていく。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
本当に老後に必要なのは「いくら」なのでしょうか。
大金を持っていないと、人は詰んでしまうのでしょうか。
老後で本当に困るのは「お金がない」ことより「選べない」こと
老後の不安を、もう少し具体的に分解してみます。
・体調が悪くなったとき、病院に行くかどうかを迷わず決められるか
・家賃が上がったとき、住む場所を変えるという選択ができるか
・心身が限界の仕事を、「辞める」と言える余地があるか
・本当に困ったとき、誰かに頼る余裕があるか
ここで問われているのは、「贅沢できるかどうか」ではありません。
身動きが取れるかどうかです。
お金が足りないことよりも、選択肢がなくなることのほうが、人を追い詰めます。
「お金がある人」が強いわけじゃない
世の中には、資産がたくさんあるのに不自由な人もいます。
・固定費が重く、身動きが取れない
・人間関係や立場に縛られている
・お金はあるが、使う決断ができない
一方で、決して大金はなくても、不思議と安定して見える人もいます。
・生活費に余裕がある
・固定費が軽い
・住む場所、人、働き方を選べる
この差は、金額ではありません。
選択肢の数です。
強さの正体は貯金額ではなく「自分で選べる余地がどれだけあるか」にあります。
資産形成の本当の役割は“贅沢”ではない
資産形成という言葉を聞くと、高級車や豪華な老後生活を思い浮かべる人もいるかもしれません。
でも、それは本質ではありません。
資産形成の役割は、
・逃げられる
・立て直せる
・一度しゃがめる
この余白をつくることです。
人生がうまくいかなくなったとき、すぐに詰まないための「保険」。
それが資産形成です。
「逃げ道」がない人生の怖さ
選択肢がなくなると、何が起きるか。
・辞めたい仕事を、辞められない
・引っ越したくても、動けない
・病院代を気にして、我慢する
・誰にも頼れず、抱え込む
これは特別な不幸ではありません。
選択肢が削られた結果、誰にでも起こり得る状態です。
老後の本当のリスクは、「貧乏」よりも、詰み状態にあります。
今の自分に問いかけてみてほしい
ここで、答えを出す必要はありません。
ただ、次の問いを考えてみてください。
・今の生活が崩れたら、何手あるだろうか
・嫌な環境から離れる余地はあるだろうか
・選択肢を増やす行動を、少しでもしているだろうか
資産形成は、将来のための数字遊びではありません。
今の延長線上にある「逃げ道」を、どれだけ用意できているかです。
まとめ
老後に必要なのは、大金ではありません。
必要なのは、選べる状態です。
選択肢を持つ人は、人生で追い詰められません。資産形成とは、未来の自分に逃げ道を渡す行為です。
今の自分に、「逃げ道」は用意できているだろうか。もう一度自分に問いかけてみてください。
