「株を買ってみよう」
と思っている人はたくさんいるでしょう。
しかし、
「いつ買えばいいの?」
という疑問を抱えている人が大半だと思います。
そこでこの記事では、株の正しい買い時とはいつなのか、ということや、初心者がやりがちな失敗は何なのかということについて、詳しく解説していきます。
もくじ
正しい株の買い時っていつ?
では早速、正しい株の買い時について、詳しく見ていきましょう。
少しずつ上昇している株を買う
まずは少しずつ上昇している株を買うことが大切です。
株式投資には、空売りという相場が下落した時に利益が出る方法もあります。
しかし、この空売りというのは初心者にとってかなり難易度が高いため、順張りと呼ばれる上昇株を購入することをおすすめします。
株価の上昇というのは、比較的緩やかであることが多いです。
つまり、少しずつ株価が上がっていくということです。
そのため、大きな利益を頻繁に得ることは難しいかもしれませんが、その分大きな損失を出してしまう危険性も低くなるのです。
権利確定日を過ぎた株を買う
株には、権利確定日というのがあります。
この権利確定日より前に株を購入しておけば、株主配当や株主優待を受けることができるのです。
しかし、初心者は権利確定日を過ぎた株を買うことをおすすめします。
「配当や優待が貰えないのになぜ?」
と思う人もいるでしょう。
実は、権利確定日の前というのは、株主優待や株主配当を目的とした投資家が、こぞって株を購入することがあるのです。
そのため、株価が大きく変動する可能性があるのです。
ただ、権利確定日を過ぎると、配当や優待を目的としている投資家が一気に売りに転じる可能性があり、ここが狙い目になるのです。
初心者がやりがちな失敗とは?
次に、初心者が株式投資でやりがちな失敗について、詳しく見ていきましょう。
1つの株に全財産を投下
まずは1つの株に全財産を投入することです。
株の世界では、
「卵を1つの籠に盛るな」
という言葉がよく使われます。
1つの株に残材さんを投入してしまうと、仮にその株価が下落した場合、損失をもろに受けることになります。
しかし、複数の株を購入しておけば、1つの株が下がっても、もう1つの株で損失をカバーできる場合があるのです。
「上がりそう」という予想で買う
株というのは、ギャンブルではありません。
そのため、
「上がりそう」
という予想だけで購入するのはかなり危険です。
そのため、株価が上がるのか、下がるのかということを様々な角度から精査し、期待値が高いと判断した場合にのみ購入することが大切になるのです。
株価の分析方法について、後程詳しく解説していきますので、このまま読み進めてください。
手法を絞っていない
株式投資には、様々な投資スタイルがあります。
ただ、全ての手法を満遍なく使って投資をしていこうと考えるとうまくいかないのです。
なぜなら、それぞれの方法にメリット、デメリットがあり、全ての方法を満遍なく取り入れると、その手法のメリットを最大限に生かすことができず、結果的に損失を被ることになるのです。
株の本質を見極めるのに役立つ指標ってどれ?
最後に、株の本質を見極めるのに役立つ指標について、詳しく見ていきましょう。
PER
まずは、PERです。
これは、株価収益率のことで、その株が本当に割安なのかということを判断する時に使います。
このPERを算出するためには、
・現在の株価÷株あたりの純利益
という計算式を使います。
株式市場には、平均PERという指標があります。
先程の計算式を用いて出したPERが、平均PERを下回っていれば、その株は割安だと判断することができるのです。
PBR
続いては、PBRという指標です。
これは、株価純資産倍率のことで、その企業の純資産から見て、その株が割安か割高かを判断する指標となります。
具体的には、
・現在の株価÷1株当たりの純資産
という計算式を用います。
こちらも、平均PBRよりも下回っていれば割安、上回っていれば割高と判断することができるのです。
ROE
最後は、ROEです。
これは、自己資本利益率のことで、自己資本に対する利益の割合を調べることが可能です。
この指標は、基本的にどれくらいの配当を貰えるのかということを判断する時に用いられます。
具体的には、
・当期純利益÷自己資本×100%
という計算式を用います。
高水準のROEを維持することができている企業であれば、安定した配当を貰えると判断することができるのです。
まとめ
株の買い時に正解はありません。
ただ、株式投資初心者は、今回紹介した買い時を参考にしながら投資を行っていくことをおすすめします。
なぜなら、今回紹介した買い時が、株式投資の基本となるからです。
ただ、株式投資というのはギャンブルではありませんので、最後に紹介した指標などを用いて、その株が本当に利益をもたらしてくれるのかということをしっかりと判断していくことが大切になるのです。
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