もくじ
「現場は頑張っているのに、なぜか会社が良くならない」
売上目標は達成している。
社員も忙しく働いている。
それなのに、会社全体の雰囲気は重く、将来が見えない。
こうした違和感を覚えたことがある人は少なくないでしょう。
その原因が、経営陣の機能不全にあるケースは珍しくありません。
会社が沈むとき、最初に壊れるのは数字ではありません。
壊れるのは「組織そのもの」です。
ここで言う「無能な経営陣」とは何か
まず前提として、「無能」とは学歴や肩書きの話ではありません。
人格否定でもありません。
この記事で指す無能な経営陣とは、次のような状態を指します。
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現場を理解しようとしない
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判断が遅い、または一貫性がない
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失敗の責任を取らず、成果だけを求める
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説明責任を果たさない
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問題よりも保身を優先する
能力不足というより、経営としての役割を果たしていない状態です。
経営陣が無能だと会社が沈む理由
① 正しい意思決定ができない
経営の最大の役割は、限られた情報の中で判断することです。
しかし無能な経営陣は、
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情報を整理できない
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現場の声を軽視する
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世間の成功事例をそのまま真似する
結果として、場当たり的な判断になります。
判断が遅れ、タイミングを外し、本来取れるはずだった成長機会を逃していきます。
② 現場の信頼を失う
経営判断がズレ続けると、現場はこう考え始めます。
「どうせ言っても無駄」
「上は現場を見ていない」
この瞬間、組織の血流が止まります。
改善提案や本音が上に上がらなくなり、経営陣はますます現実から遠ざかります。
③ 人材が流出する
優秀な人ほど、経営の限界に早く気づきます。
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判断が改善されない
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将来のビジョンが見えない
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成果が正しく評価されない
こうした環境では、「ここに居続ける理由」が見つからなくなります。
結果として残るのは、諦めた人か動けない人だけになります。
④ 組織が“保身モード”に入る
経営陣が責任を取らない会社では、
現場も自然と守りに入ります。
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新しい挑戦をしない
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失敗しないことが最優先
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前例踏襲が正解になる
この状態では、成長は止まります。
静かに、しかし確実に競争力が削がれていきます。
⑤ 問題が隠蔽され、手遅れになる
無能な経営陣の最大の問題は、悪い情報が上がらなくなることです。
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都合の悪い報告が避けられる
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表面的な数字だけが共有される
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現場の悲鳴が無視される
気づいたときには、修復不能な状態に陥っていることも少なくありません。
無能な経営陣の会社に起きやすい典型パターン
こうした会社では、次のような兆候がよく見られます。
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精神論やスローガンだけが増える
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会議は多いが、何も決まらない
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評価制度が形骸化している
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責任の所在が曖昧
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外部環境の変化に対応できない
一つひとつは小さな違和感でも、重なるほど会社は弱体化していきます。
なぜ途中で立て直せないのか
多くの人が疑問に思うのが、「途中で修正できないのか?」という点です。
しかし現実には難しいケースが多い。
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経営陣自身が問題を認識していない
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プライドや既得権益が改革を阻む
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トップが変わらない限り構造が変わらない
現場の努力だけで、経営の無能を補うことはできません。
まとめ
経営陣が無能な会社は、派手に崩れるのではなく、静かに、確実に沈みます。
壊れるのは業績より先に、
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信頼
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人
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判断力
です。
社員がどれだけ頑張っても、経営の機能不全はカバーできません。
会社が沈む理由を理解することは、誰かを批判するためではなく、自分の身を守るための知識です。
違和感に気づけること自体が、すでに重要な判断力だと言えるでしょう。
