もくじ
配当も出ないのに、なんで資産が増えるの?
「投資信託は複利がすごいんだよ!」
「長期で運用すれば、雪だるま式にお金が増えるよ!」
…と聞いて、思わず「え?でも配当金とかもらってないのに、何が“複利”なの?」と疑問に思ったこと、ありませんか?
特に、eMAXIS Slim 全世界株式(通称「オールカントリー」や「オルカン」)のような分配金が出ない投資信託では、目に見えるリターンがない分、複利の仕組みがちょっと分かりにくいかもしれません。
この記事では、「複利ってそもそも何?」というところから始めて、なぜ配当が出なくても資産が増えるのかを、初心者にもわかりやすく説明していきます!
複利とは?まずは“単利”との違いから見てみよう
● 単利とは?
単利は、元本に対してだけ利息(リターン)がつく仕組みです。
たとえば、100万円を年利5%で単利運用した場合:
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1年目:100万円 × 5% = 5万円の利益(合計105万円)
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2年目:また100万円 × 5% = 5万円(合計110万円)
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3年目:同じく5万円(合計115万円)
つまり、利益は毎年同じ金額なんですね。
● 複利とは?
一方、複利は利益も次の年の運用に回していく方法です。
同じく100万円を年利5%で複利運用した場合:
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1年目:100万円 × 5% = 5万円(合計105万円)
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2年目:105万円 × 5% = 5万2,500円(合計110万2,500円)
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3年目:110万2,500円 × 5% = 約5万1,125円(合計約115万3,625円)
最初はちょっとの差ですが、年数が増えるごとにどんどん差が大きくなるのが、複利のすごいところ。まさに「利益が利益を生む」仕組みです。
じゃあ、配当が出ない投資信託でどうして複利が働くの?
ここで出てくるのが、eMAXIS Slim オールカントリーのような「再投資型ファンド」です。
このタイプの投資信託は、株や債券から得られる配当金や利子を分配せずに、そのままファンド内で再投資します。つまり、利益を自動で再投資してくれているわけですね。
● 見えないだけで“配当金”はちゃんと入っている
「配当金が出ない」と聞くと、「もらえてないのでは?」と思ってしまいますが、実は違います。
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分配型:配当金として受け取る → 手元に現金が増える(けど再投資は自分でやらないといけない)
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再投資型:配当金を自動でファンド内に再投資 → 手元には見えないけど元本がその分増えていく
つまり、「利益をすぐ使わず、ちゃんと再投資してくれているから複利が働く」んです。
分配型との違いをイメージしてみよう
たとえば、あなたが2つの投資信託に同じ100万円を投資したとします。
ファンドタイプ | 分配型ファンド | 再投資型ファンド(オルカンなど) |
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配当金の扱い | 毎年2万円ずつ現金で受け取る | その2万円分を自動で再投資 |
10年後の資産イメージ | 手元には20万円の配当+元本はあまり増えない | 元本が膨らみ、複利で資産は120万円以上に |
分配金を受け取ると一見得しているように見えますが、運用効率は下がってしまうんです。再投資型ファンドは「もらった利益をさらに増やす」ことで、長期で大きな差を生んでくれます。
eMAXIS Slim オールカントリーで実際どうなる?
eMAXIS Slim オールカントリー(オルカン)は、全世界の株式に分散投資し、配当金はすべてファンド内で再投資される仕組みです。
つまり、「見える配当金はゼロ」でも、ファンドの価値(基準価額)は配当込みでどんどん成長していくわけですね。
例えば、2020年ごろにオルカンを買った人の中には、3年〜4年で20〜30%の含み益が出ているケースも。これは、各国の株式が生む配当をすべて内部で再投資してきた複利の成果でもあるのです。
まとめ:複利の魔法は“見えなくても”ちゃんと働いている
投資初心者のうちは、「分配金がない=損してる」ように感じてしまうかもしれません。でも、実は再投資こそが複利を最大限に活かすためのカギなんです。
以下のポイントを押さえておきましょう。
✅ 投資信託で複利を活かすコツまとめ
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配当を受け取らず自動で再投資するファンドを選ぶ
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eMAXIS Slim オールカントリーのような低コスト・再投資型は長期投資に最適
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分配型は一時的に現金が増えて見えるけど、運用効率は下がる
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「目に見えない利益」こそが、将来大きな差を生む!