いきなりですが、ブラック企業で働く人が陥りがちな思考パターンをいくつか挙げてみます。
これらの考えに縛られてしまい、抜け出せない状況に悩む方も多いことでしょう。
- 転職を考える時間がない:今の仕事が忙しすぎて、次の仕事を探す余裕がない。
- 他社で通用するスキルがないと感じる:自分には他社で活躍できる自信が持てない。
- 次の仕事が見つかるか不安:仕事を辞めても、新しい職が見つかるかどうか分からない。
- このまま我慢し続ける方が楽だと考える:現状維持を選び、問題を先送りにしてしまう。
かつての私も、こうした思考に囚われていました。
しかし、実際にはそんな考え方をする必要などまったくありません。
もくじ
年功序列はもはや幻想
年功序列という考え方は、すでに過去のものです。ブラック企業に留まっていても、年齢とともに給与が上がるなどという話は幻想にすぎません。むしろ、年齢を重ねるごとに待遇は悪化していくだけです。
例えば、予定外の出費が少しでもあると、生活が立ち行かなくなるような給料で、ブラック企業の経営者のために酷使されるだけの毎日が続くのです。
今すぐ行動するべき理由
無責任に「すぐ辞めろ」とは言いません。しかし、近い将来、必ず辞めるための準備を始めるべきです。そのためには、限られたプライベートの時間を使ってでも、ブラック企業からの脱出を図る必要があります。
他人に頼るのは限界がある
「うちの会社はブラックなんだ」と誰かに相談しても、実際に助けてくれる人はほどんどいません。
例えば、「知ってる会社に話を通して雇ってもらうように言ってあげるよ」や「うちで雇ってあげるよ」と言ってくれる人はまずいないでしょう。
周りの人々は「大変だね、さっさと辞めた方がいいよ」と無責任に言うだけで、誰も具体的な手助けをしてくれたりしません。結局、自分でなんとかするしか道は無いのです。
心と体が壊れる前に動き出す
精神や身体を壊してからでは遅すぎます。まだ動けるうちに行動を起こしましょう。
貴重な20代から30代前半を無駄にした経験
私は、20代から30代前半を無駄にしてしまいました。当時、私の周りの人々はボーナスや月々の給料で貯金をし、新車を買ったり、旅行に出かけたりと充実した生活を送っていました。
一方で私は、家賃や生活費、税金、車のローンを支払った後、自由に使えるお金はわずか1〜2万円しか残らず、まともに貯金もできなかったのです。車が必須の田舎では中古車を買うのが精一杯で、遊びに行くにもガソリン代や高速代がかかり、楽しみはスーパーの惣菜を半額で買うことくらいでした。
セレブのランチと自分の現実
ある日、テレビで「セレブのランチが5,000円」という特集を見て、「へぇ、セレブはすごいな」と思いながら、いつものようにスーパーへ出かけました。そしてパンのコーナーで半額になっている商品を見つけ手に取ったとき、私の目からは意図せず涙がこぼれました。
その瞬間、「晩ご飯を半額になるまで待って、わずかな100円の差で一喜一憂している自分」と「セレブがランチに5,000円をかける現実」との間にある大きな格差に気づいたのです。「私の人生何が間違っていたのか、何が悪かったのか」と、自分を責める気持ちでいっぱいでした。
行動しなければ何も変わらない
どれだけ情けなくても、行動しなければ何も変わりません。同じ毎日が続くだけです。それどころか、状況はさらに悪化するかもしれません。当時の私はその情けなさを受け入れ、何もしないまま日々を過ごしていました。
結論:ブラック企業からは逃げるしかない
今振り返ると、ブラック企業で過ごした時間は本当に辛い思い出ばかりです。ブラック企業は絶滅すべき存在ですが、残念ながら国が何かしてくれるわけではありません。結局は自分でどうにかするしかないのです。
だからこそ、今ブラック企業で苦しんでいるあなたに強く訴えたいです。
人生は有限で、あなた自身のものです。ブラック企業の社長のための人生ではありません。逃げましょう。すぐに逃げるのが難しい場合でも、必ず逃げられるように今から準備を始めましょう。
このブログが、ブラック企業で疲弊しているあなたの助けになることを願っています。