就職活動や転職活動をしている人の中には、
「ブラック企業ってどんな特徴があるんだろう」
「ブラック企業の定義ってそもそも何?」
と思っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ブラック企業に定義はあるのかという事や、ブラック企業に引っかからないために就活や転職活動で注目するべき8つのポイントについて、詳しく解説していきます。
もくじ
ブラック企業に定義はある?
結論から言ってしまうと、ブラック企業に明確な定義はありません。
ただし、一般的には、
・休みが少なすぎる
・給料が安すぎる
・残業代を支払わない
・ハラスメントが横行している
というような状態の企業を、ブラック企業と言うことが多いです。
求人情報でブラック企業を見分ける方法は?
では、求人情報でブラック企業を見分ける方法はあるのでしょうか。
中も薄るべき3つのポイントを紹介していきます。
給料の額
企業もバカではありませんので、求人情報には後ろめたいことを書きません。
また、後ろめたい情報をうまくごまかして記載することも多いです。
その代表格は、給料の額です。
例えば、給料の額の記載があった後に、
「一部残業代を含む」
という記載があった場合、これは、残業代を固定している可能性が高いです。
また、一般的な企業の求人情報ではあまり見かけないフレーズなどがあった場合は、注意深く調べることをおすすめします。
精神論の記載
続いては、
「やる気があれば~」
「頑張れば頑張るほど稼げる」
というような記載をしている求人もあります。
このような記載をしている求人全てが悪いとは言いませんが、あまりにもこのような精神論、根性論の記載が多い会社というのは、激務になる可能性があります。
そのため、抽象的な表現且つ、精神論や根性論を多用している会社に応募する時は、注意する必要があります。
求人の掲載期間
求人サイトなどには、企業がいつから求人を出しているのかを開示している所もあります。
中には、一年中ずっと求人を出している会社もありますよね。
冷静に考えるとわかると思いますが、ホワイトで人気の企業の求人は、一気に応募が来ますので、一瞬にして閉じてしまう事が多いです。
しかし、一年中人材を募集している会社というのは、
・不人気すぎて募集が来ない
・人が来ても、すぐに辞めていく
のどちらかである可能性が高いため、注意が必要です。
面接でブラック企業を見分ける方法は?
次に、面接でブラック企業を見分ける方法について、詳しく解説していきます。
面接会場以外の雰囲気
まずは、面接会場以外の雰囲気を見るということです。
企業の中には、オフィスにある一室を面接会場にしていることもあります。
そのため、場合によっては面接会場にたどり着くまでの道すがらで、働いている人の様子を観察できることがあります。
そして、従業員たちの目に覇気がなかったり、笑顔がなかったりする場合は、黄色信号を転倒させましょう。
とはいえ、面接会場以外の雰囲気は一瞬しか見ることができないと思いますので、あくまでも参考程度に捉えておくことをおすすめします。
面接官に離職率を聞く
次は、面接官に離職率を聞いてみるという方法です。
中には、解答を濁したり、明らかにごまかそうとしてきたりする場合もあります。
この場合は、比較的離職率が高くなっている可能性がありますので、注意する必要があるでしょう。
合理的に話ができるかを確認する
先程、精神論や根性論の話をしました。
これは面接でも確かめることができ、面接官と合理的に話し合いをすることができる場合は問題ないのですが、仮に面接でも精神論や根性論が頻繁に出てくる場合は、危険信号を転倒させましょう。
もちろん、その面接官がただ熱い人であるという可能性もありますので、一概にいうことはできませんが、注意深く観察することをおすすめします。
有給をしっかりと消化できるか聞く
次は、有給の消化率を聞くという事です。
これも、離職率と同じで、はっきりと答えてくれれば問題ありませんが、濁したり、ごまかしたりされた場合は、要注意です。
昇給について質問をする
最後は、昇給について質問をするという事です。
・どこまでの昇給が期待できるのか
・どうすれば昇給できるのか
という事を明確に答えてくれる会社は、人事制度がしっかりしている可能性が高いです。
しかし、
「様子を見て~」
というように、曖昧な回答があった場合は、人事制度がしっかりしておらず、正当な評価をしてもらえない可能性がありますので、注意が必要です。
まとめ
ブラック企業に明確な定義はありませんが、従業員が精神的、あるいは肉体的に疲弊してしまうような環境の企業は、ブラック企業と呼ばれることが多いです。
ブラック企業かどうかというのは、実際に働ていみないことにはわからないのですが、求人情報や面接である程度見抜くことができる場合もありますので、今回紹介したことを参考に、興味を持っている会社がブラックなのか、ホワイトなのかという事を判断していきましょう。