ブラック企業といっても株式公開しているような大企業と地方の中小企業とではかなり毛色が違います。
どちらかといえば地方の中小ワンマン経営者に苦しめられている方のほうが多いのではないでしょうか。
今回はブラックで小さい規模なのに何故か潰れない、そんな地方のやばい中小ブラック企業が潰れにくい理由について解説します。
もくじ
極端に安く人をこき使う
まず1つ目の理由「人を極端に安くこき使う」
経営していく上で特にコストがかかるのが人件費です。
そのコストを削るためには何をすればいいか。
低賃金、残業手当無し、有給や休暇無しで働かせる。
文句のある人間は辞めればいい、小心者で辞める勇気もない残ったやつから搾取すればいい。
そんな辞める勇気のない従業員が働いてくれているおかげで、ブラック起業は潰れずに成り立っているのです。
ブラック経営者にとってはありがたいことですね。
あなたはそんなありがたい従業員になっていませんか?
従業員は使い捨て
2つ目の理由「従業員は使い捨て」。
経営の調子がいい時なんかは、口では「 従業員は会社の宝だ」「 従業員を守るのも経営者の勤めだ」などと綺麗事を言ってくれますが、当然口だけです。
景気が悪くなったら真っ先に従業員にシワが寄ってきます。
クビにはできないから辞めたくなるように難癖つけて追い込むなどしてきます。
今は人が減ってもまた必要になった時に雇えばいい。
これがブラック経営者の考え方です。
最悪でも一族さえ無事であればいい
3つ目の理由「最悪でも一族だけが無事であればいい」
全ての根本にはこの考え方があると言っても過言ではないでしょう。
株式を公開しているような大企業と違うのはここです!
株式を公開していれば会社は株主のものとなり株主総会で叩かれますが、公開していなければ当然会社は一族のものですから誰にも何も文句を言われません。
好きなように従業員から差吸収できます。
敵は労基くらいでしょうか。
最悪、一族だけで経営していくように規模を縮小すればいいんですから、無理に従業員を食わせてあげる必要なんかないですよね。
もちろん本気で『会社があるのは従業員のおかげだ!』と思ってくれる優良経営者も存在しますが、ブラック経営者は従業員に対してのリスペクトなんてものはありません。
従業員に対して考えているのは、どれだけ安く使え、多く働かせて金を稼がせるかのみです。
ブラックの噂が表にあまり出ない
そして最後の理由「ブラックの噂が表にあまり出ない」
地方あるあるですが、あまりブラックという噂が出にくいという面もあります。
辞める時は「辞めたら訴えてやる、広めてやる」と言っていた人も辞めたことによる安心感や、次の就職先で波風を立てて目立ちたくないという心境から、本当に訴えたりSNS等で企業名を出して警告するなんてことはほぼありません。
過去に情報が出てたりしても少なくて既に流れてしまっていたりします。
なのでブラックと知らずに面接を受けに来る人が後を絶たないから、従業員不足で潰れるなんてことは少ないんですね。
確かに昔より情報は手に入りやすくはなりましたが、相当ブラックな企業でなければ意外と表に出回っていないのが現状です。
ブラック企業が潰れにくい理由のまとめ
ブラック企業が潰れにくい理由は大きく以下の4つでした。
- 従業員は薄給で使うから資金に余裕ができる
- 従業員は使い捨て、不況時は切り捨ててコスト削減
- 一族さえ残れば会社も残る、最終的に一族が生き残ればいい
- 地方の中小企業はブラック情報が表に出にくいから人手不足になりにくい
従業員からすると本当に理不尽ですよね。
できる限り早くそこから脱出することをオススメします。
脱出する際に企業の情報収集をするならSNSや検索サイトで調べるだけでなく、 この「キャリコネ」 のようなコミサイトを利用することを強くオススメします。
データベース化をしてくれているので、過去に元従業員たちが書いてくれてた情報がしっかりと残っています。
少しでもブラックに当たる確率を減らすため、あらゆる情報収集手段を使うのは今や常識になっています。
せっかく転職を決意したのに、ブラック企業 ⇒ ブラック企業は悲しいですよね。
このブログをきっかけに、今後のあなたがより良い人生を送れるようになることを願っています。
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