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ブラック企業

ブラック企業の社長が「経営者目線を持て」と言う理由と真意

2020-03-22

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先日こんなツィートをしました。

 

経営者目線を持てと言うブラック経営者がいる

確かにコスト削減などには経営者目線は持ったほうがいい、ただそれを経営に関わってない従業員に求めるのはちょっと違う

ただの従業員に経営者目線を持てというのは、タダ働きを正当化しようとする汚い手段だ#ブラック企業#経営者目線#タダ働き


— かもたす@ブラック企業大嫌い (@kamotasblog) March 11, 2020

 

 

経営者目線というのは大事ですので経営者目線を批判している訳ではありません。

これはブラック経営者が従業員に対して「経営者目線を持て」という言葉の裏側にある真意を批判しています。

しかしなぜブラック経営者が言うとダメなのか、いったい何を考えて発言しているのかを解説していきましょう。

 

 

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自ら経営者目線を持つことは大事

以下のように「自ら望んで持とうと努力する」これはすごく良いことだと思います。

 

  • 自分のスキルアップのために自ら学ぶ
  • 経営陣への昇進を目指すために学ぶ
  • 独立、経営者になるため学ぶ

 

経営者目線を持つということは、 何がどこで何にどれほどお金がかかっているのかを知ることになります。

そして知ることで無駄を省き、お金をできるだけ使わないように効率よく経営していかなければならないということが分かってきます。

そうなってくると、一番お金がかかるのは「人件費である」ということにたどり着きます。

 

 

ブラック経営者が発言した場合の真意

以上を元に、ブラック経営者が従業員に「経営者目線を持て」という真意を説明するとこうなります。

 

ブラック経営者「経営すると何にお金が一番かかるか分かったよな」

ブラック経営者 「人件費にかかるだろ?」

ブラック経営者 「従業員の給料をどれだけ安く抑えるかが必要になるだろ?」

ブラック経営者 「そうなると残業手当は払うともったいないだろ?」

ブラック経営者 「だからうちは基本給が安くて残業手当は出ないんだ。分かるよな?」

ブラック経営者 「勉強になっただろ?」

 

従業員「確かにそうですね!申し訳ないです!お金のことなんか言いません!」

 

 

はい、洗脳完了です。

恐ろしいですね。

 

 

 

経営者と従業員は真逆の存在

経営者と従業員は根本的に真逆で相容れないものです。

 

経営者「無駄なお金をどれだけ抑えるか」 ←→ 従業員「お金をくれるならいくらでも欲しい」

 

それなのに経営者目線を中途半端に持ってしまった従業員は「お金の使用を抑えなければならない」と委縮してしまい、本来有用なアイデアが出たりするはずなのに、お金を使わないこじんまりとしたアイデアになってしまったりし、結局は会社が衰退していくなど悪影響を及ぼすことになります。

しかしブラック経営者は目先のお金のことしか考えていないので、その時お金がかかっていないことに喜びを感じるのです。

経営陣や上司は経営者目線を持つべきですが、普通の従業員には無理強いせずのびのびと楽しく働いていい仕事をしてもらい、お金を使いすぎたりしそうならそれは上司が注意抑制する、誘導する、指導する。

これが正しい企業の在り方だと思います。

 

 

ブラック経営者は経営者目線を持てと言ってくるのまとめ

経営者目線はスキルアップにはとても大事ですが、ただの従業員個人に無理強いするものではありません。

ただの従業員個人に「経営者目線を持て」というのはちょっと違うと思います。

ブラック経営者からの無理強いは、人件費がこれだけかかっているのだ、経営は大変なんだということを従業員が知ったことによる罪悪感を利用して、タダこき使ってやろうという真意が丸見えです。

あなたの会社は無理強いしてきませんか?

もし執拗に言ってくるならばブラック企業と思ってもいいと思いますよ。

 

 

 

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プロフィール

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このサイトを運営しているかもたすです。

新卒でブラック企業に就職してしまい人生の大事な時間を搾取されました。

そんな経験から、ブラック企業で苦しんでいる方に早く抜け出してもらいたい、少しでもその手助けになれば、と思いこのブログを始めました。

ブラックで働き始めた当時はまだ「ブラック企業」なんて言葉も無く、「これが社会なんだ」「辞めたら次がない、頑張らないと」と自分に言い聞かせ10年以上働きボロボロになりましたが、今は時代が違います。
働き方改革も始まり副業も国が推奨してくれている、今はもうブラック企業で我慢して働く必要はありません。

このブログを読んだ方がブラック企業を辞めようとなる勇気やキッカケになれば嬉しいです。

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