「退職代行サービス」ブラック企業で働いている人にとって、なんとありがたいサービスができたことでしょう。できるなら、企業には事前に退職の意向を伝えて筋を通し、送別会を開いてもらえるような辞め方をするのが一番です。
しかしブラック企業にいる以上、分かってはいてもどうしても出来ない・辞められない場合があります。退職代行とはそんなあなたの心強い味方になってくれるサービスです。
退職代行サービスとは
利用者の退職したい意向を本人の代わりに企業に伝えてくれる仲介サービスです。
基本企業側との交渉は行わず退職の連絡を仲介してくれるだけのことが多いです。これは弁護士以外が交渉を行うと法律違反となるためです。
業者によっては弁護士が在籍しているところもあるので、その場合は有給取得、退職金の請求や給与・残業代の未払いなどに対して交渉を行ってくれます。交渉が必要ない場合は通常のサービス業者でも問題ありません。
辞める意志があるのに辞められない理由
あなたに退職をする意志があるのにできない理由として、よくある6つを挙げてみます。
・社長や上司が怖くて言い出せない・取り合ってくれない
・辞めたいと言ったら凄く引き止めてくるので決心が鈍る
・辞めたら「損害賠償請求するぞ」と脅される
・世話になった人がいるので辞めにくい
・自分が辞めると残った人に迷惑がかかる
・「辞めて次の仕事が無かったら生活どうしよう」といった金銭面が心配で辞められない
あなたも当てはまる理由がありませんか?
この中でも特に退職代行を利用するのに向いている理由があるんです。
退職代行に向いているのはどんな理由?
退職代行に向いているのは以下の3つです。
・社長や上司が怖くて言い出せない・取り合ってくれない
・辞めたいと言ったら凄く引き止めてくるので決心が鈍る
・辞めたら「損害賠償請求するぞ」と脅される
ではそれぞれの理由を掘り下げていきます。
こんな感じではないでしょうか?
社長や上司が怖くて言い出せない・取り合ってくれない
辞めると言うと、激昂されたり罵倒されたりするかもしれないから言い出せない。
怒鳴られたら怖くなって「やっぱり辞めるの止めます」となるかもしれないから言い出せない。
「何を考えているんだ、考え直せ」とドラマのように退職願を破られるなどして保留され、その後取り合ってくれない。
ブラック企業で心を追い詰められている人は、この理由が結構多いのではないでしょうか。
辞めたいと言ったら凄く優しく引き止めてくるので決心が鈍る
あんなに怖かった社長や上司が急に優しくなって引き止めてくることがあります。
「そんなに困っているのか辞めるのは申し訳ないな。」
「こんなに優しくしてくれるならもうちょっと居てもいいかな。」
と情や感情に訴えて来て決心を鈍らされるのです。そして結局元の木阿弥に。
以後辞めると言いにくくもなりますし、情にほだされてしまう人は次切り出しても同じように繰り返されて辞められないでしょうね。
「辞めたら損害賠償請求するぞ」などと脅される
「損害賠償請求されたとしても負けることはないと話には聞いているけど、実際にやられたらどうしよう、もしかしたら自分のパターンは負けるかもしれない。」
「次の会社に就いてからも裁判に呼び出されたり、評判が出回ったりしたらどうしよう。嫌だけど怖いからここに居るしか無い。それが安全だ。」
この理由に関してはただの脅迫ですが、大体の人は裁判のことなんか知らないし関わることのない暮らしをしています。
なので、いざ自分に対して裁判をチラつかせられると正常な判断ができなくなってしまいます。
そこに付け込んでくる、ブラックでも更に悪質な部類の引き止め方です。
退職代行の出番です
以上のように、会社側に何らかの原因・理由がある場合に「退職代行サービス」の出番となります。
せっかく辞める決心をして退職を伝えたのに、その決心を崩されると再度「辞めます」と言うのはなかなか出来ないものです。
結局そのままズルズルと居座ることになり、ほんとに辞める時は身体を壊してしまってから、心を病んでしまってから、なんてこともよくある話です。
身体や心を壊してしまってから辞めるとその後が大変です。絶対にそうなる前に辞めるようにしなければなりません。
退職代行サービスのメリット
続いては退職代行サービスを利用するメリットとデメリットをお伝えします。
退職代行サービスのメリット
退職手続きがとっても気楽
退職する意向は退職代行サービスが代理で電話で伝えてくれますし、退職届の提出は郵送で送ればいいので、顔を突き合わせて嫌な思いをすること無く意向を伝えられます。
その際に辞めるまで有給休暇を使う旨も伝えてもらえば、退職する日まで誰にも合わずに辞められるので、かなり気持ちが楽ですね。
ほぼ確実に退職できる
退職の意向を企業に示してから2週間でほぼ確実に退職できます。なぜなら法律で定められているからです。
民法627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。
民法627条より引用
たとえ就業規則に1ヶ月と書いてあったとしても法律のほうが優先されます。
即日退社できる(場合がある)
誰にも合わずに即日退社できる(場合があります)。
なぜカッコ書きがあるかというと前項にもあるように、法律上企業には退職する日より2週間前に退職の意向を申し出る必要があります。退職の意志を示してから実際に退職となるまで2週間かかるということです。
なので有給休暇が残っていない場合や取得を認めてくれない場合は、退職日まで2週間出勤する必要がある場合があります。
嫌な人と合わなくて済む(場合がある)
カッコ書きの理由は前項と同じです。しかし条件が整っていれば、怖い社長や上司に合わずに辞めることが出来ます。
顔を見たら決心が鈍ってしまうような方にピッタリです。今までは怖くなかった社長や上司でも、いざ辞めるとなると急に怒声を浴びせてきたり、遠回しに脅迫をしてきたりする場合があるかもしれません。
そんな嫌な思いをすること無く辞めることができます。
退職代行サービスのデメリット
退職代行サービスを利用した際のデメリットとしては大きく3つありますが、私はそんなにデメリットだとは感じません。
なぜならブラック企業を辞められる方のメリットのほうが大きいからです。
費用がかかる
業者によりますが2〜8万くらいが相場で、費用がかかってしまいます。
弁護士が在籍する業者になると退職金や未払い賃金・残業代の交渉を行ってくれるので少し高めです。
しかし辞めるときに1回支払うだけで毎月継続されたりするものではありませんし、ブラック企業にその後残って被る人生の被害額に比べれば、それ以上の価値があると思います。
残された人からの評判は下がる
辞められない理由にも載せましたが、お世話になった方や一緒に頑張ってきた同僚には急に辞めることで迷惑をかけてしまいその会社内での評判は下がるかもしれません。
でもあなたが辞めることで残った他の人にも、ブラック企業を辞めるキッカケや勇気を与えることになるでしょう。
それに辞めてからの関係なんて大体続かないものですし、続いたとしても年1回合かどうかくらいです。
いずれにしろその会社にはもう行かないので、そこでの評判なんて気にしても仕方ありません。
それよりも次の就職先での人間関係を大事にするなど、前向きな方向に思考を転換しましょう。
弁護士が在籍していない業者の場合、法的な対応が取れない
弁護士法により弁護士以外の人間が法務を行うことは非弁活動に抵触する恐れがあるため、企業との交渉ができません。(給与や残業代未払いに対しての請求、退職金の請求など)
辞めることに対し様々な嫌がらせをされたとしても、法的な対処ができません。
その場合別途弁護士に相談する必要がありますが、弁護士在籍の代行サービス業者を使うことで、しっかりと対応してくれます。
汐留パートナーズ法律事務所の退職代行サービス
弁護士が在籍するオススメの退職代行業者です。
<サービス概要>
弁護士事務所が退職代行サービス
損害賠償請求交渉
残業代請求交渉
退職金請求交渉
有休消化交渉
法律的に解決してくれるので、間違いがありません。
LINEやメールでの無料相談も受け付けています。
⇒ 汐留パートナーズ法律事務所の退職代行サービス公式サイトはこちら
⇒ 退職代行の汐留パートナーズ法律事務所とは?メリット・デメリットまとめ。の記事を見る
退職代行NEXT
<サービス概要>
・退職に関する法律の専門家である当弁護士が、あなたの退職の手続きをフルサポート!専任の弁護士から会社に連絡を入れることで、ご本人様への連絡がくることはなくなります。
・未払給料・残業代・退職金の請求、残っている有給の処理など法的な問題が生じることがあります。
退職代行NEXTでは、これらの交渉も手数料の範囲で対応いたします。(金銭の請求が認められた場合、報酬は必要となります。法的手続きが必要な場合は別途費用がかかることがあります。)
退職代行サービスのNEXT公式サイトより引用
電話やLINEで気軽に相談できます。
一人で悩まないでまずは一度プロに相談してみてください。
今までブラック企業で押さえつけられて貴重な人生を搾取されてきたんです。辞めるときくらいは対抗してやりましょう。
残りの3つは自分でなんとか出来る!
そういえば残りの3つの理由については?
と思っている方に補足しておきます。
残りの3つの理由は、考え方を変えたり転職先を先に決めておくなど自分の行動次第で辞めることができるので、まずは思考(マインド)の転換や再就職先の調査や確保を優先しましょう。
- 世話になった人がいるので辞めにくい
- 自分が辞めると残った人に迷惑がかかる
対処方 ⇒ 考え方を後ろではなく前に向ける
そのためにはどうするか ⇒ 自己啓発本を何冊も読む、自己啓発セミナーに参加してみる
- 「辞めて次の仕事が無かったら生活どうしよう」といった金銭面が心配で辞められない
対処方 ⇒ 次の収入源を先に確保しておく
そのためにはどうするか ⇒ 転職活動をする(他企業の情報を収集する、転職エージェントを利用するなど)
今回の記事は以上です。
このブログをきっかけに、今後のあなたがより良い人生を送れるようになることを願っています。
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