転職、再就職いずれにしても必ず立ちはだかる関門として面接があります。
また、面接にたどり着くまでにもう一つある大きな関門が、履歴書や筆記試験などによる書類審査です。
特に履歴書は大事で、大体の企業は先に履歴書を送って審査を突破しないと面接をしてもらうことすら出来ません。
企業は履歴書でふるいにかける
これは面接を受けにくる人を減らすための手段で、履歴書を企業に送り書類審査でふるいにかけることで面接に書ける時間と手間を省くことが出来るので、今はほぼこの方式になっています。
企業によっては「履歴書は面接の時に持って来て」といった昔気質なところもありますので、そんな時は直接アピールができるのでとてもラッキーです。
その場合は出し惜しみ無く、全力でいきましょう。
履歴書での不採用は企業とのアンマッチが原因
履歴書の段階で不採用になるということは、あなたの持っている実績や経験が企業の必要としている人材とは違っているということです。
企業とあなたがマッチしていないのです。
あなたの経歴が『企業の欲しているスキルを持った人材ではなかった』というだけなのであなたに何か落ち度があったということではありません。
あなたの経験・スキルにマッチする会社を探すほうに注力していきしょう。
面接までこぎつけたら次にやること
もし書類審査がうまくいって面接までこぎつけたという場合は、企業研究をして面接への備えをしておくことが非常に大事です。
最終関門である面接のために書類審査があるようなもので、何度もふるいにかけられてやっとたどり着く面接がどれだけ大事なことなのかます。
筆者の失敗
などと偉そうに言っている私は、実は転職活動をするまで面接の重要度が全く分かっていませんでした。
退職したブラック企業への入社は、学生時代企業説明会で会場に来ていた会長と少し話をしただけで決まったのです。
そりゃ面接まで行ければチョロいもんだって勘違いしちゃいますよね。
「話せばこっちのもの、自分のことを分かってくれる。仕事内容なんて入ってから覚えればいい。」
なんて高をくくっていたくらいです、面接がとても大事なことだ、なんて何一つ分かっていませんでした。
雑談で入社が出来ると確信している自分は、面接まで行けた1社目に知識も何も準備せず行きました。
当然これが大間違い。
面接担当者の
「どんな会社でどういった仕事か知っていますか?」
という質問に、その企業がどんなことをしているかも知らないので、私は「
いえ、分かりません!しかし入ったらすぐに覚えて頑張ります!」
と堂々と返していました。
しかし担当者も
「は?分からないのに来たのか。しかもなぜ自信満々?」
とカチンと来たのでしょうね、そこからは怒涛の圧迫面接でした・・・(汗)
せっかくたどり着いた大切なチャンスを1つ失ったことにショックを受けると共に反省し、次の面接からは企業やそこでの仕事のことをきちんと調べてから面接に挑むようにったのです。
功を奏したのか、結果面接にまでたどり着けたうちの3社めでなんとか受かることができました。
面接に向けた準備と重要さを知っておく
企業情報のほかにも自己PRの方向性などを決めておくことも大事です。
企業側は面接を通じて、自社が必要としている人材なのかどうかや、社会人としての常識を持っているか、会社の雰囲気に合いそうかなどを見ています。
書類選考の段階ではわからないコミュニケーション能力や、自己アピール力についても面接で判断されます。
面接の回数や内容、判断基準などは企業によって違いますが、いずれの場合も採用するかどうかを決定する最終関門です。
身だしなみや話し方、社会人としてのマナーなど最低限のことはもちろん、企業の情報を事前に仕入れ企業に沿った自己PR等も準備しておきましょう。
面接結果が出るまでの苦悩
私もたくさん履歴書を書きました。
いろんな企業に履歴書を送りましたが、私の広く浅い経験ではほとんど相手にされませんでした。
結果、面接をしてもらえた企業は3社だけで、そのうちの1社になんとか受かり現在に至っています。
私は前職を辞めてから再就職先を探していたため当時無職です。
書類審査の結果に関しては『受かっていれば1週間以内に連絡します』といったように、1週間以上待たされるところが多く、この待っている間が無職には辛かったです。
「もしかしたら受かっているかも、他の企業の面接と被ったらまずいな」といらぬ心配をし、他の企業に履歴書を送るのをためらい行動に移さないまま1社からの返答を待つのですが、結局何の連絡もなく次を探すといったことを繰り返していました。
その間収入は無いのに当然支出はあるので、必死で貯めた少ない貯金がどんどん減っていき、追い詰められていくのは恐怖でしたね。
これは私が、心が壊れる前にブラック企業から逃げることを最優先したことが招いたものです。
経験から言います。
自分が壊れる前にブラック企業から逃げることは非常に大事ですが、転職先を探してから辞めるべきです。
なので「この会社おかしいぞ?」と思ったら追い詰められる前に、早めに転職活動を始めるようにしましょう。
企業とマッチングしてくれるサービス
この『企業と自分がマッチングしてないのに履歴書送ってしまい結果を待つ』という無駄な部分を無くすために、事前に自分と企業をマッチングしてくれるのが「転職エージェント」です。
まずサイトに登録をすると転職のプロが担当に付いてくれ、その後電話やスカイプ、実際に会ったりしてあなたと面談を行います。
面談は面接ではないので、偽らずに現状を本音で話しましょう。
そうすることで担当者があなたのスキルにマッチした企業を探して斡旋してくれますし、スキル不足が心配でも色々と相談に乗ってくれます。
ですので、あなたは普段通り仕事をして給料を貰えるので、生活できなくなるという恐怖に怯えること無く転職先を探すことが出来るんです。
生きていくことすら出来なくなるかもという恐怖に追われるのは本当に辛いです。
ブラック企業で早く辞めたいと思っている方も早まらず、まずは辞める前にいくつかの転職エージェントを利用してみて下さい。
このブログをきっかけに、今後のあなたがより良い人生を送れるようになることを願っています。
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