あなたが転職をするとしたら、何らかのコネでもない限り求人情報を探すという活動をしなければなりません。
最近ですとインターネットで転職サイトに登録したり、転職情報誌などで仕事を探している方が多くなっていますが、そんな現代でもハローワークはまだまだ健在です。
ハローワークはまだまだ健在
昔は『公共職業安定所』というちょっとお固めな名前でした。
インターネットが整備されていなかった頃から求人募集や退職後の諸手当などを扱ってきた国の機関で、求人を出す企業側・求職情報を探す利用者共に無料で利用できます。
ハローワークと聞くと時代遅れのように感じる方もいるようですが、地方では変わらず活躍しておりたくさんの求人情報を取り扱っています。
サービスを利用するには現地まで何度か足を運ぶ必要がありますが、登録すれば今はネット上から求人票を検索できるので昔よりも俄然便利になっています。
ハローワークの弱点(デメリット)
しかし、そんなハローワークにも弱点・デメリットがあります。
企業側も無料のためブラック企業が多く存在する
ブラック企業の特徴はお金を使いたくない『ケチ』であることが多く、求人にすらお金をかけたくなかったりします。
そのため無料で求人情報を出せるハローワークには必然的にブラック企業が集まってきます。
自分から動かないと何も進まない
『転職エージェント』など担当者が付いて転職先を斡旋してくれるようなサービスと違い、ハローワークはあなたに対して斡旋はしてくれません。
あなたが自分で探してそれを担当者に伝える必要があります。
ダミー求職がある
企業側では既に求職が終わっているのにも関わらず、求人票を出しっぱなしにしている場合があります。
仕事を本気で探しているこちら側からすると、そのダミーを掴まされたときのダメージはものすごく大きいです。
求人票の労働条件が事実と異なる
「ほぼ残業はありません」と書いていたのに「残業時間が多い」、「休みは年120日」と書いていたのに「休日出勤しなければならないことが多く実質60日くらいだ」など、実際とは異なっている場合があります。
これはハローワーク側が、実態はどうなのかという調査を行わず企業から来た情報をそのまま出しているからです。
登録時、在職企業の電話番号を記入してしまうとバレる可能性がある
いま在職している会社に転職活動をしていることがバレたくない方は多いでしょう。
しかしハローワークへの求職者登録の際、日中連絡が取れる連絡先に会社の電話番号をつい登録してしまうと、会社にバレていまう可能性が出てきます。
個人情報の保護もあるのでこの情報が漏れるということはまずないのですが、あなたが記載した書類等に不備がありハローワーク側が連絡を取りたい場合、気のきかない担当者だったりすると会社に連絡が入ってしまう可能性があります。
在職中では紹介してもらえない場合がある
ハローワーク側からすると在職中に探している方の場合、求職活動はしているからといって本当に退職するかどうか分からないので、トラブルを避けるため企業に紹介することをしない、できない場合があります。
担当者によって対応に大きなバラツキがある
転職エージェントなどの民間サービスと違い、あなたに決まった担当者が付くわけではないので、相談する度に違う担当者になることが普通です。
そのため、担当者の対応に大きなバラツキが出てきます。
それでも親身になって相談を受けてくれる担当者もいれば、事務的で上から目線の冷たい対応の担当者も存在します。
以上、いくつかハローワークの弱点を挙げてみました。
なんだか多くなってしまいましたが、利用者が嫌な思いをしないよう頭に入れておかなければならないことなので、よく理解した上で利用しましょう。
転職活動で一番大事なのは情報を収集する手段
『面倒くさいのでハローワークだけで探す』といったように1つのサービスに偏ってしまうと、そのサービス以外に実はあなたに合った好条件の求職があったりする場合があります。
転職は苦しんで思い悩んで決断をする、人生の中でも大事なイベントです。
なのに意外と多いのが退職や転職の決断をしたことで満足してしまい、最も大事な転職活動のほうを疎かにしてしまうパターン。
この場合行き着く先は、また納得できない企業に入ってしまい転職といったように繰り返すという最悪の展開が待っているかもしれません。
そんなことにならないようハローワーク含めいくつかの転職サービスに登録して、自分の希望条件に合う求人を見つけやすくしておくことが大切です。
それが出来ればあとは行動に移すことです。
気になる求人情報があったらどんどん応募していきましょう。
一社目で受かれば最高ですが、そんなにうまくはいきません。
あなたと同じように探している人はたくさんいます。
あなたはその人たちとの椅子取りゲームに勝たなければなりません。
例えば『20人 VS あなた』と考えた場合、1個の椅子で勝負するのか、10個の椅子で勝負するのか考えてください、当然10個の椅子で勝負したほうが座れる確率が上がりますよね。
一社入魂よりも、落ちても次の企業があるといった状態で活動をしたほうが成功率はあがりますよ。
このブログをきっかけに、今後のあなたがより良い人生を送れるようになることを願っています。
給料が安いだけが転職の理由なら生活を見直すのもあり?
求人情報の嘘を見抜け!鵜呑みにすることの危険性を解説