タイムカードを切った後にサービス残業させられるから残業代を出してくれない。なんてのはブラック企業ではよくある話です。
タイムカードではきちんと押しているのに残業代は出ない。これもよくある話です。
しかし実際働いたんですから、働いた分ちゃんとの残業代を請求したいのが本音ですよね。
請求するためには「自分はこれだけ働いたんだ」ということを証明する必要があります。
なのでこれからでも構いません。証拠を集めましょう。
証拠を集めよう
まず、立証責任(証拠集めの責任)はあなたにあります。証拠集めは最も重要なことですので必ず収集しましょう。
証拠になるものとしては、
- 出社/退社時間を書いたメモや日記
- タイムカードのコピー
- カードタイプならば画面に映った時間をカメラで撮っておく
などがあり、それ以外にも自分がその時間まで働いていた証拠になりそうなものは取得しておきましょう。
会社にバレないように行う必要がある
ただし会社にはバレないように行って下さい。
証拠を集めていることがバレてしまうと、先手を打たれて証拠を隠したり捏造されてしまう可能性があります。
請求可能な期間は2年だけど・・・
2年前まで遡って請求が出来るので2年分の証拠を集めることが出来ればいいのですが、請求するぞと思い立ってからまた2年働いて集めるのは長いし早く辞めたいですよね。
ただ少なすぎると「その期間だけでした」なんて言い逃れされてしまうかもしれませんので、できれば最低3〜6ヶ月以上の証拠は集めましょう。
ブラック企業には容赦するな
残業代を請求する場合は辞めることを覚悟した時が多いでしょう。
しかしブラック企業とはいえ長年働いていた場合、情が湧いて躊躇してしまう場合があります。
- 社長も経営大変だしな
- 優しい時は優しいしな
- 辛いときも一緒に頑張ってきたしな
なんて考えてはだめです。
情と法律違反は関係ありません。
既定時間以上働いたらその分支払いをしなければならない。これは会社を経営するならば当然守らなければならない法律です。
逆に言うと、守れないのであれば会社を経営してはいけないのです。
いままであなたが何も言わないことをいい事にその良心を逆手に取り、あなたの貴重な人生の時間を搾取して私腹を肥やしていたんですから、そんな会社に容赦する必要はありません。
弁護士のいる退職代行で、未払い残業代を請求して退職という手もあり
会社を辞めにくいし請求もしづらいという方は、弁護士の在籍している退職代行を利用して、残業代を請求しつつ退職するという手もあります。
残業代を請求したら会社にも行きづらいですよね。でも退職代行を使えば、顔を合わさずに請求しながら辞めることが出来る場合もあります。
弁護士のいない退職代行ですと弁護士法により残業代の請求などができません。
ですので以下のような弁護士在籍の退職代行を使うことを強くおすすめします。
⇒ 汐留パートナーズ法律事務所の退職代行サービス公式サイトはこちら
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